Ori Carbon Table
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炭素繊維を主材料とした加工製品の企画・販売を行っている(株)カボテックとの共同プロジェクトとして、カーボンの家具転用の可能性を探る為に、長スパンのテーブルをプロトタイプとして制作しました。周知の通り炭素繊維を主材料とした加工製品は、比重が鉄のおよそ4分の1で、かつ鉄の5~10倍の強度を持ち、鉄と同等以上の弾性率を有するため、非常に少ない材料で強度の高い製品を作ることができます。まさに日本の技術として様々な分野に貢献が期待されている材料であるといえます。
「折り」紙のように、炭素繊維を「織り」込んだファニチャー。
今回我々が提案するテーブルには、「折る」と「織る」の2つの要素を取り入れています。
炭素繊維はまさに反物や織物のように一本の繊維の集合体によって成り立っています。特に天板部分については0.2mmの編み込んだ布状の炭素繊維を重ね合わせてW2000mm×D800mm×H5.4mmの板を形成しています。最終的には天板そのものの合理性を追求するために下図のような応力図にあわせて、負荷の大きいところと小さいところで厚みを変更するなど、炭素繊維であるが故に制作可能な形状とすることに、炭素繊維を天板に用いる意味を見出してゆきます。
脚部のデザインについては、平面的な要素で成り立つようにプレートを折り曲げた形状になっています。脚の仕上げについてはコストや制作条件に合わせて、カーボンやスチールなど幾つかのオプションを提案します。家具を構成する部品などの2次的な素材としてだけではなく、炭素繊維が家具の大きな構成要素となり、その素材感や性能が家具そのものに貢献できると確信しています。


DARAWING
Desing
榊田倫之建築設計事務所 榊田倫之・待井千賀子(協力:門藤芳樹構造設計事務所)
Contractor
カボテック 池田圭一
Photo©
緒方栄二

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