






敷地は神奈川県小田原駅前商店街の銀座通りに面しており、通りからは店舗のエントランスが13mセットバックしていて間口が3mと非常に路面店としてはヘアサロンの存在がわかりにくい条件であった。
引き込みの条件を克服するために奥行きを感じさせないようにするのではなく、逆にその奥行きの長さを積極的に強調して、間口からはさながら一点透視図法のパースペクティブを見ているような空間を設えた。床・壁・天井をR形状で連続させることは、あくまでもその空間の長さを表現するための手法であり、光沢のある仕上げによってシームレスに見せることでラウンド感とシャープさ表現している。店内は奥行きを遮らない低い什器で構成し、セット面・シャンプーブース・カラーラボ等の各ゾーンは、半透明のガラススクリーンで間仕切り、またガラススクリーンの一部にミラー加工を施したセット面の機能と間仕切りの機能を重ね合わせることで空間の広さが損なわれないように設え、どこからでも客とスタッフの動きを感じられるように配慮した。 (榊田倫之)
